あの名馬は今~トップガンジョー・スーパーナカヤマ・メジロランバートの現在~十和田馬術協会にて
今回はいっぺんに3頭もの元競走馬に会える場所へ行ってきました。
行ってきたのはスーパーナカヤマ、トップガンジョー、そしてメジロランバートのいる十和田馬術協会です。
事前に引退名馬のページを見て見学の申し込みをしてOKをもらえたので、事務所らしき場所へ行ってみると馬術協会の方が厩舎まで案内してくださいました。
ワクワクしながら厩舎をのぞいてみると・・・こいつが「メジロランバート」だよと。
「やった!メジロランバートもいるの?」
あの名馬は今~2019年チョウカイキャロルの現在~谷川牧場
平成6年の牝馬クラシック世代でオークスを制したチョウカイキャロル。しかし彼女は4歳牝馬のチャンピオンとは見られていなかったそうです(リアルタイムで見てないのでわからん)。
そう同世代には外国産馬のヒシアマゾンがいたから。
ヒシアマゾンは外国産馬はクラシックに出走できないという当時のルールによって裏街道を歩んでいましたが、その勝ちっぷりが圧倒的だったのでやはりヒシアマゾンのほうが格上だと見られていたようです。
そんなチョウカイキャロルとヒシアマゾンがはじめて対決したのが当時は牝馬三冠の三冠目にであったエリザベス女王杯。戦前の予想ではヒシアマゾンが圧倒的人気を集め、チョウカイキャロルは大きく離れた2番人気でした。
しかしレースは外から差すチョカイキャロルと大外から突っ込んできたヒシアマゾンの熾烈な叩き合い。結果はハナ差でヒシアマゾンに軍配が上がりますがオークス馬の意地を見せたレースともいえそうです。
キャロルはその後有馬記念でヒシアマゾンが2着に入線するなか惨敗。翌年の中京記念を勝つものの真菌性喉のう炎をという病気を発症して引退。
ハナ差だったヒシアマゾンとの差は大きく開いてしまいましたが、エリザベス女王杯の走りはやっぱり印象的でヒシアマゾンの訃報に際してチョウカイキャロルのことを思い出す人もいたようです。
そんなチョウカイキャロルは繁殖入りした後はそれほど活躍馬を出せなかったものの現在も故郷の谷川牧場で繋養されているということで会いに行ってきましたー!!
チョウカイキャロルと会う
やってきました谷川牧場。牧場の方に聞いてみたら、もう収牧したけど馬房にいるとのこと。
道路沿いにある馬房のところへ行ってみると・・・
いましたー!!チョウカイキャロルです!!
西日に輝くチョウカイキャロル馬体。
28歳になるはずなんだけど若々しい馬体!
馬の体のことはよくわからないけど元気そうです。
近くの放牧地へ行ってみたらこんな表示が。
ここで放牧されているみたいです。
チョウカイキャロルの隣の馬房ではキャニオンリリーと
オリジナルスピンがたたずんでいます。
この2頭も繁殖を引退したのかな?
とかやってたらチョウカイキャロルはそっぽを向いて相手をしてくれなくなってしまいました。
呼んでみてもチラッとこちらを見るだけで馬房の奥を向いたまま・・・飽きちゃったみたいです。
シンザン像もあるよ
谷川牧場はあの五冠馬シンザンが種牡馬時代と余生を過ごした牧場というわけで功績を称えて製作されたみたいです。
近くにはタケホープをはじめ名馬のお墓も。
チョウカイキャロルに会いにいったらお墓参りもするといいかもしれません。
まだそっぽ向いてた
お墓へ行って戻ってきてもチョウカイキャロルはまだそっぽを向いていました。
そっぽ向いたままでちょっと残念だったけどチョウカイキャロルへ挨拶をして帰路へ。こんなところでもなんだか意地っ張りな一面を見たのでした。
見学の際は引退名馬のページを参考にどうぞ
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あの名馬は今~2019年エイシンサニーの現在~細道牧場にて
2019年のフィリーズレビューを制したノーワン。
そのノーワンの調教を担当している調教助手として元ジョッキーの岸滋彦さんがネット競馬の記事に登場していました。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=155210
その岸ジョッキーと言えば「牝馬の岸」という異名。
牝馬で数々の勝利を収めてそのような異名がついたわけですが、デビュー2年目にサンドピアリスでエリザベス女王杯を勝利、デビュー3年目の翌年にエイシンサニーでオークスに勝利したことからそう呼ばれるようになったそうですね。
そんな「牝馬の岸」の代表的なお手馬エイシンサニーですが、実は先日会って来たんですよね。これが。
細道牧場にて
エイシンサニーが現在いるのは浦河町絵笛の細道牧場。住所は違いますが、2019年5月現在の連絡先は栄進牧場さんと一緒になっているので見学の際は栄進牧場さんに電話して、両方見学できるか確認するといいかも(事前連絡が必要です)。
牧場に到着し、スタッフの方に声をかけて見学させてもらうと・・・
エイシンサニーの表記が!
いましたエイシンサニーです!
最初は馬房の奥にいて出てきてくれませんでしたがしばらく待っていると顔を出してくれました。
冬毛がボーボーですが表情がおだやかでとってもかわいらしい。
サニーは今年で32歳。おばあちゃんなので動きもゆっくり。
アップで一枚。
とてもおだやかな雰囲気を醸し出していてこれはかなり癒されます。
昔の情報を見ると神経質なところが・・・みたないことが書かれていましたが歳をとったからなのか全然そんなことはありませんでした!
のっそのっそ動くし穏やかな表情だし、かわいくてとても癒されました!!
訃報1990年のオークス等を優勝したエイシンサニーが2月17日に死亡したとの連絡がありました34歳でしたhttps://t.co/wS6oH6yZwZ pic.twitter.com/mUQHKGZJ5R
— ジャパンスタッドブックインターナショナル (@JAIRS_JP) February 18, 2021
2021年2月に34歳で亡くなったとのことです。合掌。
エイシンサンサンもいるよ
同場には小倉3歳Sを制したエイシンサンサンもいます。
27歳ですがサンサンも元気そう。
【エイシンサニー&エイシンサンサン動画】ともに☀の名を持つ2頭。馬体重414kgでオークス(GⅠ)を制したように小さな馬ですが、お年寄りは久々に合うとさらに小さくなった感じがする…。ユキノサンライズ、イクノディクタスが天に召され、引退名馬最後の32歳世代。※見学期間外#トクサツバババ pic.twitter.com/Kx6c8oeXea
— パカパカ工房 (@pakapakakobo) February 16, 2019
Twitterに動画をアップされている方がいらっしゃったので貼ってみます。2頭はとっても仲がよさそうですね。
2頭とも長生きして長寿記録を更新してもらいたいです。
見学の際は引退名馬のページを参考にどうぞ。
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あの名馬は今~2019年キョウエイボーガンの現在~
"坂路の申し子"と呼ばれた2冠馬・ミホノブルボンがこの世を去って早2年以上が経ちましたが、ブルボンと同期で神戸新聞杯勝ちのあの名馬は今も元気に暮らしていると聞き…先日会いに行って来ました!
訪ねたのは群馬県吾妻郡にある乗馬クラブ、乗馬クラブアリサさん。
すごくアットホームな雰囲気で、人懐っこい黒猫ちゃんがずっと我々の後を付いて周ってくれました(笑)♪
引退名馬に登録している名馬で、事前に連絡をしていたためすんなりと案内してもらえました。
あの名馬は今~2019年クーリンガーの現在~
これ競馬初心者あるあるだと思うんですけど、初心者の頃って芦毛に惹かれませんか。
鹿毛や栗毛に混ざって一頭だけ白いお馬さんがいると、どうしてもその子ばかり目で追ってしまったり。
かくいう私もその一人で、初心者時代どころか今も芦毛フェチが全く抜け切っておらず、どうしても芦毛優先主義で馬券を購入することもしばしばあったりします(笑)
そんな芦毛フェチも唸る芦毛をなびかせて走っていた1頭がこの子です。
https://www.youtube.com/watch?v=84yxnGj-HUM
クーリンガー!
マーチSや地方重賞などダート路線で活躍したクーリンガー。
現在は北海道新冠町にあるホロシリ乗馬クラブさんで乗馬として頑張っていると聞き、今年のゴールデンウィークを利用して会いに行って来ました!
ホロシリ乗馬クラブさんではニンジンを買ってお馬さんに食べさせることも出来るので、迷わず購入しました!
乗馬レッスンが終わるのを待って馬房に入ってまだ間もないところ失礼します…
お尻を向けて水分補給中のところ、クーリンガー!と呼ぶとすぐに来てくれました(ニンジン持ってるからね)!
クーリンガーだーーーーーーーー!!!
こんなに…すっかり白くなっちゃって…
ニンジンおいしいよ!
真っ白でかわいいよーーーーーー!!!
乗馬として活躍しているだけあって威嚇されるようなこともなく、とっても穏やかな感じを受けました。
とにかく白くてかわいいし元気そうでなにより。
クーリンガーまた会いに行くからねー!!!
ちなみにこちらのホロシリ乗馬クラブさんにはまだまだあの頃の名馬がいるんです!
後日追加していきます!
あの名馬は今~2019年マイネルブラウの現在~
福島馬旅2019の合間に、この夏会ってきたお馬さんの現在を綴っておきます!
この日やって来たのは静岡県にあるとある乗馬クラブさん。
ちょうど名馬の訃報が続いている頃で、確実な情報もないまま訪ねたのですが…
あっどうも…
ん????
いたーーーー!!!!マイネルブラウだー!!!!
河内の夢でお馴染みアグネスフライト共に2000年度ダービーを走りぬいた彼は、その後も地道に頑張り続け2003年の小倉大賞典では11番人気ながら悲願の重賞タイトルを手に入れました。
ダービー以降G1には届かなかったものの、G3では堅実な走りを見せていましたね。
現在22歳になったマイネルブラウ。
毛艶も良く年齢を感じさせない元気そうな姿を見せてくれました!
いつまでも元気でいてねー!!!
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あの名馬は今~2018年アイネスサウザーの現在~
突然ですが…皆さんの中で"最強馬"といえばどの馬を思い浮かべるでしょうか?
はい、これは完全に好みの分かれるところで競馬ファンとしても中々答えに困る質問なのは承知のうえでございます(笑)
この10年くらいの間に競馬を好きになった人であればディープインパクトやオルフェーヴルを挙げるでしょう。
昔からのファンであればオグリキャップやシンボリルドルフなどを挙げる人も多いでしょうね。
しかしやはり忘れてはいけないのはあの三冠馬。
https://youtu.be/r3A6uMobJZA?si=o-YOeGYWOnUDi4dA
ナリタブライアンですね。
(ちなみに私は故障前のナリタブライアンが個人的日本の競馬史上最強馬と思っています!リアルタイム世代ではありませんが!)
早世が惜しまれる名馬中の名馬です。
そんな名馬と4度も重賞で戦った経験を持つ馬をご存知でしょうか。
ナリタブライアン世代は既に高齢馬の域に入りますが、乗馬として元気に活躍しているとのことでお邪魔してきました(今年の5月くらいに)。
やってきたのは茨城県稲敷市にある乗馬クラブ・ヨシザワライディングファームさん。
アポなしでお邪魔してしまったのですが見学を快く受け入れて下さいました。
クラブ内はかなり広く厩舎・馬房もたくさんあり探すのが大変かと思ったのですが、スタッフの方が親切に案内をしてくれたのですぐに会うことが出来ました(感謝)!
そう、この馬がナリタブライアン世代の名脇役・アイネスサウザーなんです!
91年生まれのナリタブライアン世代ですから、人間で考えてももういい大人の年齢。
健康面を心配していたのですがそんな心配は無用!とっても可愛らしい姿を見せてくれました。
スタッフの方も食欲もあってまだまだ元気と仰っていたので一安心!
残念ながら歩いている姿は写真に収められなかったのですが、歩様もまだまだ若々しかったですよ!
先日は最高齢の元競争馬に会ってきたことだし、サウザー様にもこのまま元気に長生きしてほしいと思います。
そうそう、実はこちらの乗馬クラブにはサウザー様の他にも何頭か重賞出走経験を持つ馬がいたんですよ~!これも嬉しいサプライズになりました!また改めて他の記事でまとめて紹介しますね♪
あの名馬は今~2018年テナシャスバイオの現在~
今年は名馬の突然の訃報が多く悲しみに暮れた競馬ファンも多いかと思います。
武豊騎手をダービージョッキーに導いたスペシャルウィーク、そして和田竜二騎手といえばやはりこの馬…世紀末覇王のテイエムオペラオー。
獲得賞金総額はあのキタサンブラックに抜かれてしまいましたが、グランドスラムという偉大な記録は未だオペラオー以降塗り替えられていません。
今回ご紹介するお馬さんはそんなテイエムオペラオーと3度も重賞で戦ってきた経験のある名脇役なのです。
(オペラオー以外にはステイゴールドやメイショウドトウ、スエヒロコマンダーやジョービッグバンなど。)
あの頃からの競馬ファンであれば記憶に残っている方も多いかもしれませんね。
この日やってきたのは埼玉県にある乗馬クラブアイルさん。
大手の乗馬クラブさんほど馬房は多くない、アットホームな感じのクラブさんでした。
ワンちゃんも2匹くらいいたかな?
ここでのんびり過ごしているのが1999年鳴尾記念2着馬でもあるテナシャスバイオなのです!
今現在は"パッシェ"という名前になっているようですが、2018年現在25歳になってもかわいらしい姿を見せてくれました!
お目目がクリクリでキュートなお顔立ちです!!!
歳のせいもあるのか撫でても全く威嚇したりということはなく、とっても穏やかな雰囲気のお馬さんでした。
オペラオーとは一緒に走ったことがあるというだけで、世代的にはフサイチコンコルドやダンスインザダークと同期ですね。
25歳でもまだまだ若々しいテナシャスバイオなのでした。
いつまでも元気でいてねー!
https://www.youtube.com/watch?v=moWq1loURPs&t=265s
あの名馬は今~デボネア&ダッシャーワンの現在~
先日の記事であの三冠馬・オルフェーヴルの全弟であるアッシュゴールドの現在を紹介しました。
https://umabukuro.com/2018/11/15/ashgold/
しかし!訪問先の乗馬クラブ・水口乗馬クラブさんで待っていたのはアッシュくんだけではなかったのです!
元々アポを取った際にはアッシュくんの他に何頭かお目当ての元競争馬がいたのですが、現在在厩しているのはアッシュくんだけとのことだったので、アッシュくんに会えるだけでもいいか~なんて思いながら馬房を覗いていたのです。
…と、そこにムシャムシャ落ちている草を探し続けるお馬さんが。
あの名馬は今~2020年2月のネオヴァンドーム~
元競走馬訪問の際には引退名馬などを参考にしているのですが、先日引退名馬のページをチェックしていたら千葉県成田市のサイトウ乗馬苑さんにネオヴァンドームが加わっているではありませんか!
ネオヴァンドームは2010年のきさらぎ賞馬。2月に訪問するにはぴったりのお馬さんだしいっちょ会いに行ってくるかということで会ってきました。
事前に電話連絡しておいたサイトウ乗馬苑さんに到着してネオヴァンドームの見学にきたことを伝えると「あれがそうだよ」といわれ、放牧されている馬のところへ。でもなんか流星が違う気が・・・よくよく確認してみたら厩舎にいるのがネオヴァンドームでした。
食事中のネオヴァンドームにご対面。
食事中だと近づいても見向きもしない馬が多いのですが・・・
顔をあげてくれました!
でもなんかすごい目でこっちを見てる!
何しに来たんですかみたいな目です。でも噛んだりはしないしとっても穏やかでした。お腹が満たされていたからかな?
何か食べ物をもらえると思ったんでしょうか。
しかし何もあげられないんだ。ごめんよ。
引退名馬のプレート。
重賞勝ちはきさらぎ賞のみですが、オープンの都大路Sを連覇しているようです。
しばらくするとまた食事に戻ったネオヴァンドーム。
この角度からだと目はギロっとしてませんね。とってもかわいらしいです。
最後に食事に夢中な写真を撮らせてもらいました。どうぞお元気で。
見学の際は引退名馬のネオヴァンドームのページを参考にどうぞ。