上位人気に支持され続けるも中々勝ちきれない中、古川騎手に手綱が変わると3連勝を皮切りにあっという間に重賞馬へ成長。
その勢いで迎えた初挑戦のG1・2017年チャンピオンズカップ…剛腕ライアン・ムーアが鞍上ながらも8番人気と意外に軽視されていたG1馬ゴールドドリームに差され、あと少しというところでタイトルを逃してしまった葦毛のニューホープ。
テイエムジンソク。
空を仰いだ古川騎手の姿は未だに忘れられません。
直後の東海Sを制すもその後は奮わず2018年JBCクラシックを最後に引退。
そして貴重なクロフネ後継として種牡馬入りしたテイエムジンソク。
そんな彼の名を引退名馬で見つけた時は驚きました。
彼以外にクロフネの後継種牡馬はもう一頭もいないのですから…。
クロフネ産駒はとにかく名牝が多いので、今後も母系で名を残していくことになるのでしょう。
後継種牡馬の登場を期待していたクロフネファンとしては複雑な思いですが、現役時代お世話になったジンソクに会えるのは嬉しい…ということで満を持して会いに行ってきました。
札幌からそう遠くないりんごとウィスキーの町余市へ!
サンタファーム北海道さんで現在繫養されています。
これまでのような牧場のイメージで訪問していたのですが、何と案内されたのは広い山の中!
GPSを付けて管理されているらしく、GPSの示す場所へ向かうも…
画像はありませんがそこにいたのはテイエムジンソクではなく同僚の羊たちでした。
普段は厩舎に帰ってくるそうですが今日のところは不在。
何とGPSを振り落としていたことが判明し(!)、牧場の方が探し出してくれました。
原っぱをかき分けた先に…見つけたぞー!
テイエムジンソクだ!!!
すっかり真っ白に、そして心なしかお腹周りがでっぷりしたジンソクくん!
牧場の方がにんじんで寄せてくれました。
白い!!かわいい〜!!!
牧場の方曰くテイエムカラーのピンク色が嫌いとのこと(笑)
右から寄ってこられることも嫌いだそう。
種牡馬時代は性格がキツくてそれはもう大変だったそうですが、それでも今はこんなに穏やかに。
広い山中でのびのびと悠々自適に暮らしていたのでした。
この山の除草役として、同僚の羊たちよりも圧倒的な除草力が買われて活躍中だそうです。
こちらには目もくれず一心不乱に除草し続けるジンソクくん。
広い山の中にいても白だと目立つので見つけやすいですが…真冬だと大変そうです(笑)
しかしお父さん譲りのこの芦毛!かわいい!!
テイエムジンソク!また会いに行くからね〜!元気でいてね!!
季節外れの暑さの中案内して頂き牧場の皆様に感謝申し上げます。
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