引退馬探訪、今回は2014年の毎日王冠を制したエアソミュール号です。
ちょっと戦績を振り返ってみると・・・
2011年にデビューしたエアソミュールはクラシック戦線には乗れなかったものの2012年秋頃から徐々に力を付け、2014年に毎日王冠を制覇。G1出走こそ無いもののその後重賞を5戦して全て掲示板と堅実な走りを見せていたようです。
毎日王冠を勝ったあとは「なぜ天皇賞を回避したのか」などと当時はいろいろ物議を醸したようですね。
そんなエアソミュールですが左前種子骨靭帯の炎症で引退。吉備高原サラブリトレーニングで訓練を受けて岡山乗馬倶楽部へ転向。そして2019年6月に千葉県八街市の馬事学院に移動してきました。
見学には引退馬ファンクラブTCCへの入会が必要
エアソミュールはTCCに所属しています。TCCとは競走馬の引退後の支援を目的としてファンディグを行う団体です。入会すると特典として所属するTCCホースと触れあったりグッズを購入したりといったことが可能となります。
会費は1000円で特定の馬を支援したい人は会費+半口2000円、1口4000円で支援ができます。自分はとりあえず1000円だけですが会員になってます。
いざ馬事学院へ
と前置きが長くなりましたが、事前にTCCのサイトから見学の予約をしておいて、馬事学院へやってきました。
受付らしき建物で見学を予約していることを伝えると係りの人が馬房へと案内してくれました。馬事学院は将来馬に携わる仕事に就くことを目指して高校生や専門学校生が日々技術を磨いているようです。
馬房まで行く間もいろんな学生さんから「こんにちは」と挨拶され、指導が徹底してるなあとしみじみ・・・
エアソ君と対面
そして馬房までやってきてエアソミュールとご対面。係の人はエアソ君と呼んでいるようです。
馬房の前で見学なのかなーと思ったらエアソ君を外に出してくださるそうで、外へ移動しての触れあいとなりました。
外へ出たらまずは砂浴びをするエアソ君。そして草を探しはじめました。こっちのことは知らんぷりです(笑)。見かねた馬事学院の学生さんが草で誘導してこっちまで連れてきてくれました。
目の前までやってきたエアソ君。
とっても優しそうな横顔をしていますが相変わらずこっちには興味ないみたい。
しばらくしたらまた草を探してうろうろし始めてしまいました。
しかーし!持ってきたにんじんに気づくと豹変!にんじんをあっという間に平らげたあとは人参を探してうろうろしはじめました。
「もうにんじんは無いの?」と人の服をくんくん。
「にんんじんどこー?」としばらく周囲を探していました。
エアソ君は馬事学院でも一番というぐらい食べるそうです。でもあんまり食べ過ぎるとテンションが上がり過ぎちゃうから量を調整しているんだとか。
にんじんが無くなったあとはしばらく柵をガリガリやってましたが、もうもらえないと分かると周囲を観察しはじめたエアソ君。
このへんで時間になったので最後に写真を撮らせてもらってお別れです(ピントが背景に合っててごめんなさい)。
エアソ君、これからも馬事学院で学生さんたちと元気にやってください。
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