平成6年の牝馬クラシック世代でオークスを制したチョウカイキャロル。しかし彼女は4歳牝馬のチャンピオンとは見られていなかったそうです(リアルタイムで見てないのでわからん)。
そう同世代には外国産馬のヒシアマゾンがいたから。
ヒシアマゾンは外国産馬はクラシックに出走できないという当時のルールによって裏街道を歩んでいましたが、その勝ちっぷりが圧倒的だったのでやはりヒシアマゾンのほうが格上だと見られていたようです。
そんなチョウカイキャロルとヒシアマゾンがはじめて対決したのが当時は牝馬三冠の三冠目にであったエリザベス女王杯。戦前の予想ではヒシアマゾンが圧倒的人気を集め、チョウカイキャロルは大きく離れた2番人気でした。
しかしレースは外から差すチョカイキャロルと大外から突っ込んできたヒシアマゾンの熾烈な叩き合い。結果はハナ差でヒシアマゾンに軍配が上がりますがオークス馬の意地を見せたレースともいえそうです。
キャロルはその後有馬記念でヒシアマゾンが2着に入線するなか惨敗。翌年の中京記念を勝つものの真菌性喉のう炎をという病気を発症して引退。
ハナ差だったヒシアマゾンとの差は大きく開いてしまいましたが、エリザベス女王杯の走りはやっぱり印象的でヒシアマゾンの訃報に際してチョウカイキャロルのことを思い出す人もいたようです。
そんなチョウカイキャロルは繁殖入りした後はそれほど活躍馬を出せなかったものの現在も故郷の谷川牧場で繋養されているということで会いに行ってきましたー!!
チョウカイキャロルと会う
やってきました谷川牧場。牧場の方に聞いてみたら、もう収牧したけど馬房にいるとのこと。
道路沿いにある馬房のところへ行ってみると・・・
いましたー!!チョウカイキャロルです!!
西日に輝くチョウカイキャロル馬体。
28歳になるはずなんだけど若々しい馬体!
馬の体のことはよくわからないけど元気そうです。
近くの放牧地へ行ってみたらこんな表示が。
ここで放牧されているみたいです。
チョウカイキャロルの隣の馬房ではキャニオンリリーと
オリジナルスピンがたたずんでいます。
この2頭も繁殖を引退したのかな?
とかやってたらチョウカイキャロルはそっぽを向いて相手をしてくれなくなってしまいました。
呼んでみてもチラッとこちらを見るだけで馬房の奥を向いたまま・・・飽きちゃったみたいです。
シンザン像もあるよ
谷川牧場はあの五冠馬シンザンが種牡馬時代と余生を過ごした牧場というわけで功績を称えて製作されたみたいです。
近くにはタケホープをはじめ名馬のお墓も。
チョウカイキャロルに会いにいったらお墓参りもするといいかもしれません。
まだそっぽ向いてた
お墓へ行って戻ってきてもチョウカイキャロルはまだそっぽを向いていました。
そっぽ向いたままでちょっと残念だったけどチョウカイキャロルへ挨拶をして帰路へ。こんなところでもなんだか意地っ張りな一面を見たのでした。
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