レガシーワールドの現在を見学・へいはた牧場でポニーのハニーちゃんと一緒
日本で調教された騸馬で初めてG1レースを買ったあの馬。ジャパンカップゴール誤認事件の時に勝ったあの馬。
といえばすぐに分かる人も多いでしょうレガシーワールド。
現役時代のことはよくわからないのですが、現在も北海道は静内のへいはた牧場で元気にしているということで見学に行ってきました。
牧場を訪問して記帳をしたら牧場の方が人参をくださったので人参を持ってレガシーワールドのところへ。
あの馬だよと教えてもらったところへ行ってみます。
レガシーワールドとの対面!!柵をガジガジするクセがあるみたいでずっと柵を噛んでました。
しかし我々訪問者にはあまり興味の無い御様子。すぐに遠くへ行ってしまいました。
呼んでも全然来てくれない・・・
しょうがないのでへいはた牧場にいるもう1頭の功労馬レガシーロックのところへ行ってみることに。
レガシーロック健在
99年の東京ハイジャンプと00年の小倉サマージャンプを制したレガシーロック。冬毛モコモコでした。
人懐っこくて我々を見かけると近くまで寄ってきてくれました。ずっとそばにいてくれるので人参もあげることができて大満足!
とても人懐っこくて人参のほとんどをあげてしまいました。
再びレガシーワールドのところへ
レガシーワールドが柵の近くまで来てくれていたので再びレガシーワールドのところへ行ってみました。
柵をめっちゃガブガブしてます。癖になっているみたいです。
ポニーのハニーちゃんと一緒に放牧されてた
あとから調べてわかったのですが、レガシーワールドはポニーととっても仲良しだそうですね。
レガシーワールドが牧場に戻ってきた当初はハピーちゃんというポニーがいてとても仲がよかったけどハピーちゃんが高齢のため亡くなったあとは精神が不安定になり、そこで新しい相棒としてハニーちゃんというポニーがやってきたそうです。
この日もハニーちゃんと一緒に放牧されていました。
レガシーワールドの後方でおやすみモードのハニーちゃん。
片方だけ放牧したりで離れ離れになると大騒ぎして大変らしいですが、この日は柵をかじるレガシーワールドと後方でくつろぐハニーちゃんとお互い少し離れたところにいました。
最後にレガシーワールドに挨拶して牧場を後にしました。
ワールドもロックもハニーちゃんもゆったりとした時間を送っているようで何より。
見学の際は引退名馬のページを参考にどうぞ。
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あの名馬は今~2019年エイシンサニーの現在~細道牧場にて
2019年のフィリーズレビューを制したノーワン。
そのノーワンの調教を担当している調教助手として元ジョッキーの岸滋彦さんがネット競馬の記事に登場していました。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=155210
その岸ジョッキーと言えば「牝馬の岸」という異名。
牝馬で数々の勝利を収めてそのような異名がついたわけですが、デビュー2年目にサンドピアリスでエリザベス女王杯を勝利、デビュー3年目の翌年にエイシンサニーでオークスに勝利したことからそう呼ばれるようになったそうですね。
そんな「牝馬の岸」の代表的なお手馬エイシンサニーですが、実は先日会って来たんですよね。これが。
細道牧場にて
エイシンサニーが現在いるのは浦河町絵笛の細道牧場。住所は違いますが、2019年5月現在の連絡先は栄進牧場さんと一緒になっているので見学の際は栄進牧場さんに電話して、両方見学できるか確認するといいかも(事前連絡が必要です)。
牧場に到着し、スタッフの方に声をかけて見学させてもらうと・・・
エイシンサニーの表記が!
いましたエイシンサニーです!
最初は馬房の奥にいて出てきてくれませんでしたがしばらく待っていると顔を出してくれました。
冬毛がボーボーですが表情がおだやかでとってもかわいらしい。
サニーは今年で32歳。おばあちゃんなので動きもゆっくり。
アップで一枚。
とてもおだやかな雰囲気を醸し出していてこれはかなり癒されます。
昔の情報を見ると神経質なところが・・・みたないことが書かれていましたが歳をとったからなのか全然そんなことはありませんでした!
のっそのっそ動くし穏やかな表情だし、かわいくてとても癒されました!!
訃報1990年のオークス等を優勝したエイシンサニーが2月17日に死亡したとの連絡がありました34歳でしたhttps://t.co/wS6oH6yZwZ pic.twitter.com/mUQHKGZJ5R
— ジャパンスタッドブックインターナショナル (@JAIRS_JP) February 18, 2021
2021年2月に34歳で亡くなったとのことです。合掌。
エイシンサンサンもいるよ
同場には小倉3歳Sを制したエイシンサンサンもいます。
27歳ですがサンサンも元気そう。
【エイシンサニー&エイシンサンサン動画】ともに☀の名を持つ2頭。馬体重414kgでオークス(GⅠ)を制したように小さな馬ですが、お年寄りは久々に合うとさらに小さくなった感じがする…。ユキノサンライズ、イクノディクタスが天に召され、引退名馬最後の32歳世代。※見学期間外#トクサツバババ pic.twitter.com/Kx6c8oeXea
— パカパカ工房 (@pakapakakobo) February 16, 2019
Twitterに動画をアップされている方がいらっしゃったので貼ってみます。2頭はとっても仲がよさそうですね。
2頭とも長生きして長寿記録を更新してもらいたいです。
見学の際は引退名馬のページを参考にどうぞ。
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あの名馬は今~2019年アデイインザライフの現在~
日本競馬史に残る騎手が持つ偉大な記録は幾つもありますが、JRA全馬場重賞制覇もそのうちの1つだと思います。
文字通りJRAの全10競馬場で重賞を制覇することです。
今のところそれを成し遂げた騎手は5人で、昨年秋山騎手が5人目となりましたね。
その4人目である横山騎手にこの記録をプレゼントした馬がいました。
https://www.youtube.com/watch?v=Lvgb9emTYmA
2016年新潟記念の勝ち馬・アデイインザライフ。
3歳時は京成杯・弥生賞共に3着と元々力のある馬でしたが、重賞を初制覇したのは5歳になってからでした。
その後は振るわず昨年引退となってしまいましたが、競走馬を引退した彼は現在乗馬として新たな馬生をスタートさせていました!
やって来たのは御殿場にあるオリエント馬事センターさん。
競技場では何頭かのお馬さんがレッスン中。
…と、そこへ我々の目の前を颯爽と駆けて行ったお馬さんが…。
この流星は間違いない!!アデイインザライフだー!!!
レッスンが終わるのを待って馬房まで行ってみると…
たくさん運動して満足したアデイくんが(アデイくんと呼ばれて可愛がられているようです)!!
乗馬になってもアデイインザライフの名前は変わらず。
先ほど乗られていた方が親切に写真を撮りやすいようにして下さいました(感謝)
アデイくんの第一印象は…実物を見てみるとやはり大きい!
私の中でのディープ産駒といえばやはりリベくんなのですが、リベくんより大分大きい!!といったところでしょうか。
先ほど乗られていた方曰くとても乗りやすくていい子だそうです。
確かに気性が荒そうな感じはしないし、お目目がパッチリでとっても可愛い♪
カメラ目線もしっかりキメてくれるいい子です(笑)!
扉も開けていただいてさらに写真を撮りやすいようにしてくださいました!
ファンの方が既に何人か会いにこられているそうで、今も人気者なのがわかるアデイくん。
すっかり新しい環境にも馴染んで乗馬として立派にお仕事を務めていました。
ニンジンをあげても大丈夫だそうなので、ファンの方は是非会いに行ってあげてくださいねー!!!
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あの名馬は今~2019年ナリタタイシンの現在~ベーシカル・コーチング・スクール
平成5年の牡馬クラシック3強の一角を形成し、皐月賞を制したナリタタイシン。
今でこそすっかり三強として定着していますが、実は皐月賞前まではビワハヤヒデとウイニングチケットの2強でナリタタイシンは伏兵といった評価だったんですね。
当時のオッズを調べてみるとビワが単勝3.5倍、チケットが2.0倍なのに対してタイシンは9.2倍。
この2強を抑えて皐月賞を制したことで3強として認識されるようになったみたいです(リアルタイムで見てない)。
そんなナリタタイシンはダービーも3着と好走。菊花賞は大敗したものの目黒記念を制し、天皇賞春でもビワハヤヒデの2着に入るなどこれからというところで骨折、下痢、屈腱炎などが続き、翌年の宝塚記念で大敗したのを最後に競走馬引退となっています。
引退後は父リヴリアの後継として期待されましたが産駒が活躍せず引退・・・現在は日高町のベーシカル・コーチング・スクールで余生を過ごしているということで会いに行ってきました!
ベーシカル・コーチング・スクールへ
調べてみたらベーシカルコーチングスクールは競走馬育成の専門牧場だそうで、1歳の馬を預かって調教をされているみたいです。そんな馬たちの中にタイシンがいるとは。
見学は事前連絡が必要で申し込みをしておいたので指定の時間に事務所へ。
事務所で必要事項を記入したあと、放牧地の近くでナリタタイシンが出てくるのを待ちます。
出てきましたナリタタイシン!!
スタッフの方が放牧地の前に連れてきたらテンション上がりまくり。放牧地に放されると場所が決まっているのか1箇所だけ草の無い場所でごろんと寝転がって砂浴び。
そのあとは放牧地を走り回る!
少しアバラが浮いている感じはありますが、動きはめっちゃ元気!!とても今年29歳になるとは思えませんでした。
でもその後は草を食べるのが忙しいみたいでしらんぷり。
ひたすら草を食べるタイシン。
場所を変えてまた草を食べる・・・
食べる食べる。
ずーっと草を食べていました。
近くで触れ合えなかったけどナリタタイシンがそういう気分らしいので仕方がありません。
ビワハヤヒデ、ウイニングチケットともども元気で過ごしてもらいたいものです。
ウイニイングチケットの記事はこちら↓
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あの名馬は今~2019年ウイニングチケットの現在~うらかわ優駿ビレッジAERUにて見学
平成5年の牡馬クラシック戦線三強の一角を担い、名手柴田政人にダービーを取らせるために生まれてきた馬とも言われたウイニングチケット
見事ダービーを制覇し柴田政人ジョッキーにダービージョッキーの栄冠をプレゼントしたわけですが、ダービー後は京都新聞杯で勝利を収め、、ジャパンカップ3着など見せ場はあったもののG1は勝てず5歳(現4歳)の天皇賞秋で屈腱炎を発症して引退。
私はウイニングチケットの現役時代はリアルタイムでは見ていないのですが、産駒のベルグチケットの活躍(フェアリーS勝ち・桜花賞出走)が印象に残っています。
そんなウイニングチケットが種牡馬引退後の現在、うらかわ優駿ビレッジAERUにて繋養されているということで会いに行ってきました!
うらかわ優駿ビレッジAERU
うらかわ優駿ビレッジAERUは宿泊施設や入浴施設も備えた大規模な施設。
ウイニングチケットが放牧されているエリアはメインの建物から離れたところにあるので少し迷ってしまいました。
メインの建物、ウェルカムセンターの手前で左に曲がって、センター厩舎という建物を目指します。
場内の施設については公式サイトの施設案内をご覧ください。
近くに車を停めて、やってきました乗馬ゾーン。
事務所では乗馬の受付もやっています。
にんじんも販売されていて、馬にあげることができます。
にんじん購入ついでにスタッフの方にウイニングチケットのことを聞いてみると、放牧されている場所を教えてくれました。
教えてもらった場所へ行ってみると
JRA功労馬の看板が!!
ウイニングチケット以外にタイムパラドックスやスズカフェニックスも放牧されているみたいです。
放牧地を奥へ進んでいくと・・・
いましたー!!ウイニングチケットです!!
けっこう歳なはずなんだけど毛ヅヤはピカピカ。
こちらがにんじんを持っていることに気づくと近寄ってきました。
にんじんをおねだりするウイニングチケット。
にんじんをあげるとしばらく近くに居てくれたチケットですが・・・
もうにんじんがもらえないことが分かると近くの草を食べ始めました。
ずっと草を食べてて食欲旺盛な様子。
しばらくすると離れていってしまいましたが、とても元気そうで何よりです。
近くで触れ合いたいならにんじんがあったほうが良さそうですね。
動画も撮ってみました↓
https://youtu.be/gSgGotu6MSg
厩舎内も立ち入り可能なのでウイニングチケットの馬房へ行ってみました。
多数のお守りが掛けられています。やっぱりダービー馬。ファンの方がたくさん訪れているようです。
三強のビワハヤヒデ、ナリタタイシンとともに長生きしてもらいたいものです。
見学の際は引退名馬のページを参考にどうぞ。
★引退名馬・元競走馬めぐりをしています!↓
あの名馬は今~2019年チョウカイキャロルの現在~谷川牧場
平成6年の牝馬クラシック世代でオークスを制したチョウカイキャロル。しかし彼女は4歳牝馬のチャンピオンとは見られていなかったそうです(リアルタイムで見てないのでわからん)。
そう同世代には外国産馬のヒシアマゾンがいたから。
ヒシアマゾンは外国産馬はクラシックに出走できないという当時のルールによって裏街道を歩んでいましたが、その勝ちっぷりが圧倒的だったのでやはりヒシアマゾンのほうが格上だと見られていたようです。
そんなチョウカイキャロルとヒシアマゾンがはじめて対決したのが当時は牝馬三冠の三冠目にであったエリザベス女王杯。戦前の予想ではヒシアマゾンが圧倒的人気を集め、チョウカイキャロルは大きく離れた2番人気でした。
しかしレースは外から差すチョカイキャロルと大外から突っ込んできたヒシアマゾンの熾烈な叩き合い。結果はハナ差でヒシアマゾンに軍配が上がりますがオークス馬の意地を見せたレースともいえそうです。
キャロルはその後有馬記念でヒシアマゾンが2着に入線するなか惨敗。翌年の中京記念を勝つものの真菌性喉のう炎をという病気を発症して引退。
ハナ差だったヒシアマゾンとの差は大きく開いてしまいましたが、エリザベス女王杯の走りはやっぱり印象的でヒシアマゾンの訃報に際してチョウカイキャロルのことを思い出す人もいたようです。
そんなチョウカイキャロルは繁殖入りした後はそれほど活躍馬を出せなかったものの現在も故郷の谷川牧場で繋養されているということで会いに行ってきましたー!!
チョウカイキャロルと会う
やってきました谷川牧場。牧場の方に聞いてみたら、もう収牧したけど馬房にいるとのこと。
道路沿いにある馬房のところへ行ってみると・・・
いましたー!!チョウカイキャロルです!!
西日に輝くチョウカイキャロル馬体。
28歳になるはずなんだけど若々しい馬体!
馬の体のことはよくわからないけど元気そうです。
近くの放牧地へ行ってみたらこんな表示が。
ここで放牧されているみたいです。
チョウカイキャロルの隣の馬房ではキャニオンリリーと
オリジナルスピンがたたずんでいます。
この2頭も繁殖を引退したのかな?
とかやってたらチョウカイキャロルはそっぽを向いて相手をしてくれなくなってしまいました。
呼んでみてもチラッとこちらを見るだけで馬房の奥を向いたまま・・・飽きちゃったみたいです。
シンザン像もあるよ
谷川牧場はあの五冠馬シンザンが種牡馬時代と余生を過ごした牧場というわけで功績を称えて製作されたみたいです。
近くにはタケホープをはじめ名馬のお墓も。
チョウカイキャロルに会いにいったらお墓参りもするといいかもしれません。
まだそっぽ向いてた
お墓へ行って戻ってきてもチョウカイキャロルはまだそっぽを向いていました。
そっぽ向いたままでちょっと残念だったけどチョウカイキャロルへ挨拶をして帰路へ。こんなところでもなんだか意地っ張りな一面を見たのでした。
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あの名馬は今~2019年サクラメガワンダーの現在~
先日ご紹介したサクラローレルの近況ですが、新和牧場さんにはこんな名馬も一緒に暮らしていました。
https://www.youtube.com/watch?v=csSjR4SYC4Q
サクラメガワンダー。
両親の名前がこれほど綺麗に収まっている名馬も珍しいですよね(笑)
G1では中々タイトルに手が届かなかったものの、古馬になってからは堅実な走りを見せていました。
ドリームジャーニー、ディープスカイ、カンパニー、スクリーンヒーローという豪華なメンバーが揃った宝塚記念では勢いに乗って2着という大健闘ぶり。
現役を引退して種牡馬入りもしたサクラメガワンダーは、現在のんびりと生まれ故郷の牧場で暮らしていました。
サクラローレルのお隣で綺麗な栗毛をなびかせていたのが…
サクラメガワンダー!!!!
草を食べるのに忙しかったにも関わらずすぐに近寄ってきてくれました!
ただメガワンダーくん、草を食べるのが下手くそでそこがなんとも愛嬌があってとっても可愛かったんですよー(笑)!!
草を探して…
根っこのついた草をみつけたメガワンダー。
土まみれの根元を食べたくないばかりにブンブン振り回すという(笑)
↑は根元を取ってあげようとしている図。
もちろんこちらに土がめちゃくちゃ飛んできます(笑)
かと思えば靴に興味津々でガジガジし始めたり…
眠たくなってきたのかあくびをしたり(笑)
とにかく愛嬌たっぷり!!!
人懐っこくてとっても可愛かったー!!!
そういえばメガワンダーくんの子供であるユウキビバワンダーが障害路線で頑張っていますね。
代表産駒として重賞でも活躍出来るよう、どうか無事に帰ってこられるように…お父さんであるメガワンダーくんにも活躍を見守っていてほしいものです。
また会いに行くからね!元気でやるんだぞー!
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あの名馬は今~ナイスネイチャの2019年現在~渡辺牧場にて
有馬記念3連連続3着。と聞くとすぐに名前が出てくるようにこの馬は当時の競馬ファンからとっても愛されたようです(競馬を見始めた時はもうナイスネイチャ引退寸前だったからよくわかってない)。
そう!今回は90年代の競馬会を彩ったあのナイスネイチャに会ってきました!!
ナイスネイチャ善戦マンの道のり
ナイスネイチャって善戦マンのイメージがあったのですが、改めて調べてみると・・・
4歳(現3歳)時は500万条件、900万条件、小倉記念、京都新聞杯を4連勝と勝ち切ってるんですよね。そして菊花賞4着のあと鳴尾記念を制して臨んだ有馬記念で3着。
実に重賞3勝を挙げ、ここまでは将来期待の4歳馬といった感じです。それが・・・
あの名馬は今~マヤノトップガンの2019年現在~優駿メモリアルパークにて
97年の天皇賞春、外から鮮烈な末足でサクラローレル、マーベラスサンデー以下を撫で切ったあの馬。
覚えている人も多いでしょう。マヤノトップガン。
3分14秒4というタイムに驚愕したのを覚えています。
それまではG1馬ながらも人気を裏切ったりムラの多い走りでしたが、後方待機策でさらに覚醒したといった感じでした。
その後さらなる飛躍が期待されたマヤノトップガンえしたが、調教中に屈腱炎を発症したために引退となりました。
種牡馬としては大活躍した産駒はいないもののコンスタントに活躍馬を出し、チャクラが後継種牡馬に!
そんなトップガンが種牡馬引退後、優駿メモリアルパークで余生を送っていると知って見学に行ってきました!
優駿メモリアルパークの入口付近。オグリキャップの像がお出迎えしてくれます。
奥へ進むと優駿記念館が見えてきます。
中ではオグリキャップの記念グッズなどが販売されていますが、マヤノトップガンに会いに来たので中には入らず周囲を見渡してみると・・・
トップガンキター!!
記念館向かって右側の放牧地にマヤノトップガンがいました!!
体調や天候によって放牧されないこともあるとのことでしたので会えるかどうか心配でしたが、この日は天気も良くトップガンが放牧されていました。
でもトップガンは草を食べるのが忙しいようで、こっちには見向きもしません。
けっこう人の往来があるから、少々人が通っても気にならなくなったんでしょうね。
尻尾をぶんぶん振りながら草を食むマヤノトップガン。
とってものんびりした雰囲気ですが、ものすごい勢いで草を食べてます。
こちら側に少し顔を向けてくれました。相変わらず草を食べ続けてますが・・・
タイトルを争ったサクラローレルともども長生きしてもらいたいものです。
★元競走馬・引退名馬めぐりをしています!
優駿メモリアルパーク・優駿記念館
住所:新冠町朝日276-3
優駿メモリアルパーク内の優駿記念館は3月末ぐらいから11月頭ぐらいまで開館しているようで、その期間はマヤノトップガンの見学も可能なようです。
正確な期間については競走馬のふるさと案内所でご確認を。
直接訪問可能ですがマヤノトップガンは天候や体調によって放牧されていないこともあります。
あと、間違って優駿スタリオンステーションに入ってしまわないようご注意を。
2019年11月5日追記
2019年11月3日に永眠したとのこと。どうぞ安らかに。
【マヤノトップガン天国に旅立つ】3歳にして1995年の有馬記念を制すなど数々のビッグタイトルを獲得競馬BEAT解説者•坂口正大元調教師が管理し、競馬ファンに愛された名馬マヤノトップガンが11月3日(日)老衰のため27歳で天国へと旅立ちましたどうぞ安らかに。ブライアンと会えますように! pic.twitter.com/ATszYSKc4N— カンテレ競馬 (@ktvkeiba) November 5, 2019
あの名馬は今~2019年バルデスの現在~
菊花賞は最も強い馬が勝つ
…なんてことが昔から言われていますが、この数年の菊花賞馬の活躍を見ていると本当にそうなのかもしれないと改めて思います。
先日の天皇賞春をグローリーヴェイズとの叩き合いで見事制したフィエールマン。
あのオペラオーを抜きJRA獲得賞金額歴代1位となったキタサンブラック。
そして忘れてはいけないのがあの泥んこ田んぼ馬場をしっかり勝ちきったキセキです。
古馬になってから中々勝ちきれはしないものの、安定感は揺るぎないものになっていると思います。
キタサンブラックが引退した今、これほど軸馬として最適なお馬さんは他にいないでしょう(笑)
そんなキセキを筆頭に、スティッフェリオやダイワキャグニー、チェスナットコートなど、最近の重賞で活躍している馬たちと互角に渡り合うも、オープン間近のところで重度の屈腱炎により無念の引退となってしまった馬がいます。
その馬の名は…バルデス。
昨年無念の引退の後、とある乗馬クラブで第二の馬生をスタートさせていました。
https://www.youtube.com/watch?v=VVNv8XR-k3E
(許可を頂いているわけではないので詳細は伏せます)
近くまで行くとすぐに寄ってきてくれたバルデスくん!
乗馬としてリトレーニングされているからなのか、元々の性格なのかはわかりませんが、とっても穏やかで人懐っこい様子でした♪
栗毛がとってもキレイ!
撫でているときも大人しくて可愛らしいお目目!!!
柵はあるけどキリっとしたお顔も見せてくれました(笑)
もしケガがなければ今現在一線級の猛者たちと鎬を削っていたのではないか…なんて悔やんでも悔やみきれませんが、この先の長い馬生を現役の頃よりも幸せに暮らしてくれることの方が大切だと思います。
バルデスくん、いつまでも元気でいてねー!!!
P.S
どうしても重賞で活躍した馬が多くなってしまっていますが、バルデスくんのようなお馬さんもご紹介出来たらなーと思います!
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