あの名馬は今~2019年エイシンサニーの現在~細道牧場にて
2019年のフィリーズレビューを制したノーワン。
そのノーワンの調教を担当している調教助手として元ジョッキーの岸滋彦さんがネット競馬の記事に登場していました。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=155210
その岸ジョッキーと言えば「牝馬の岸」という異名。
牝馬で数々の勝利を収めてそのような異名がついたわけですが、デビュー2年目にサンドピアリスでエリザベス女王杯を勝利、デビュー3年目の翌年にエイシンサニーでオークスに勝利したことからそう呼ばれるようになったそうですね。
そんな「牝馬の岸」の代表的なお手馬エイシンサニーですが、実は先日会って来たんですよね。これが。
細道牧場にて
エイシンサニーが現在いるのは浦河町絵笛の細道牧場。住所は違いますが、2019年5月現在の連絡先は栄進牧場さんと一緒になっているので見学の際は栄進牧場さんに電話して、両方見学できるか確認するといいかも(事前連絡が必要です)。
牧場に到着し、スタッフの方に声をかけて見学させてもらうと・・・
エイシンサニーの表記が!
いましたエイシンサニーです!
最初は馬房の奥にいて出てきてくれませんでしたがしばらく待っていると顔を出してくれました。
冬毛がボーボーですが表情がおだやかでとってもかわいらしい。
サニーは今年で32歳。おばあちゃんなので動きもゆっくり。
アップで一枚。
とてもおだやかな雰囲気を醸し出していてこれはかなり癒されます。
昔の情報を見ると神経質なところが・・・みたないことが書かれていましたが歳をとったからなのか全然そんなことはありませんでした!
のっそのっそ動くし穏やかな表情だし、かわいくてとても癒されました!!
訃報1990年のオークス等を優勝したエイシンサニーが2月17日に死亡したとの連絡がありました34歳でしたhttps://t.co/wS6oH6yZwZ pic.twitter.com/mUQHKGZJ5R
— ジャパンスタッドブックインターナショナル (@JAIRS_JP) February 18, 2021
2021年2月に34歳で亡くなったとのことです。合掌。
エイシンサンサンもいるよ
同場には小倉3歳Sを制したエイシンサンサンもいます。
27歳ですがサンサンも元気そう。
【エイシンサニー&エイシンサンサン動画】ともに☀の名を持つ2頭。馬体重414kgでオークス(GⅠ)を制したように小さな馬ですが、お年寄りは久々に合うとさらに小さくなった感じがする…。ユキノサンライズ、イクノディクタスが天に召され、引退名馬最後の32歳世代。※見学期間外#トクサツバババ pic.twitter.com/Kx6c8oeXea
— パカパカ工房 (@pakapakakobo) February 16, 2019
Twitterに動画をアップされている方がいらっしゃったので貼ってみます。2頭はとっても仲がよさそうですね。
2頭とも長生きして長寿記録を更新してもらいたいです。
見学の際は引退名馬のページを参考にどうぞ。
★元競走馬・引退名馬めぐりをしています!↓
あの名馬は今~リベルタス~ 【成田市・緑の馬牧場】
競馬歴そろそろ10年を迎えようかという頃、私はいつしかこんなことを思うようになっていました。
馬を触りたい!
馬と戯れたい!
馬にニンジンをあげたい!
馬を抱きしめたい!
とにかく私は!!!
馬と触れ合いたいのダァァァァ!!!!
それも現役時代を知っている名馬なら尚更ダァァァ!!!!
実は北海道出身のこの私、あちらに住んでいた頃は何時間か車を走らせれば緑一面の牧場の中に馬を見ることが出来ました。
車なんて走らせなくとも幼少期に住んでいた某道東では近所に小さな牧場があって(普通の住宅街なのに)、今思い返せばそこにいたのは紛れもなくサラブレッドだったのです。
"ぬーぼー(ぬーっとやって来てぼーっとしてるから…マー○ーのあのお菓子のCMを思い出した人は年齢バレるぞ)"という名前をつけて、その辺の草を食べさせたり撫でたりして可愛がっていたことを思い出すようになっていました。
それが上京してからというもの、馬どころかあの馬糞や牧草の匂いを感じる機会なんてすっかりなくなってしまって。
最後に馬と触れ合ったのはいつだったっけ?
修学旅行で行ったニュージランドで乗馬をしたのはかれこれ10年以上も前のこと。
まさかそれが最後?
ってことは私あれ以来馬に触ってないの?
え?マジで?
なんて思えば思うほど馬と触れ合いたい欲求に歯止めが利かなくなってしまったので、都内に住んでいても手っ取り早く馬に触れあえる場所を探して行き着いたのが代々木ポニー公園。
確かにそこには何頭かお馬さんはいました。
かわいらしいサイズのポニーから少し大きめのポニーまで。
ブラッシングもさせてもらって兎に角みんなかわいかった。
確かにかわいかったよ。
でもさぁ…何か違うんだよ…!
私の求めてる馬感はコレジャナイ感ってやつ。
幼少期に触れ合ったぬーぼーの大きさとぬくもりを私は忘れちゃいなかったね。
やっぱりオラサラブレッドに会いてぇ!
あの頃の名馬に会いに行きてぇ!!!
ってことで遅まきながらも養老牧場めぐりを始めることにしたのです。
よっしゃ!養老牧場巡りをしよう!…とはいってもその知識が皆無に等しかった私。
まずは都内からでも気軽に行ける馬(≒サラブレッド)のいる牧場はないかなと血眼で探して幾つかピックアップしたところ、どうやら千葉~茨城方面に集中している模様。
そこで向かったのが千葉県成田市にある緑の馬牧場さんでした。
何を隠そうこちらの牧場にはあのディープインパクト様の血を引く名馬がいるのだから…。
電車とコミュニティバスを乗り継ぐこと片道約2時間以上。
とうとうやってきました!!!
牧場ダァァァァ!!!
あ、もちろん見学許可は頂いておりますよ。
広いぜっ!!!さすが千葉県だ!!都会から田舎まで隙がないぜ!!!ちょっと行けばこんないなk緑が待っててくれるんだからな!
牧場長さんにご挨拶をしてから放牧中のお馬さんたちに会いに向かいます。
その中の一頭がお目当ての彼でした。
あのディープインパクトの初年度産駒、リベルタス!
偉大な父同様若駒Sを1番人気を背負って勝ち、クラシック戦線では期待の星だったものの、そこから苦戦の日々が続いたのは皆さんご存知のとおり…。
それでも8歳まで現役競走馬生活を続けたリベくん。
2年振りにOPを勝ったり最後の最後まで頑張っていたんだね!
今は広々としたこの緑豊かな牧場で穏やかに過ごしています。
天気もよくてポカポカ陽気の下ゴロ~ンと砂浴び中。
ゴロゴロ~。
そんなリベルタス、すごいというかエラいところがあるんですよ。
それは決して人を噛まないこと!
牧場めぐりを始めてまだ1年ちょっととはいえ、それなりにお馬さんと触れ合ってきたのですが、2~3頭に1頭は必ずと言っていいほど噛もうとしたり実際噛んだりしてくるんです。
耳をピーンと立てて威嚇してきたりね。
この牧場にいるポニーのブッチーやジーン(競走馬名:マキバジーン)なんかはまず噛もうとしてきます(笑)
ブッチーなんて牧場長さんから怪獣と呼ばれてるくらいですからね!
相方も油断した隙に手を噛まれてしっかり歯型のお土産をもらっていました(笑)
そんな中、リベルタスは決してそんな素振りを見せません。
噛もうとしてきたことなんて一度もありません。
少なくとも私は断言出来ます。
頭を擦り付けてきたり撫でられているときはじーっとしています。
兎に角おとなしくて優しい馬なんだと思います。
TCCのリベルタスのページでは調教師さんのこんな興味深いコメントがありました。
新馬の頃から叱ったことがない。
従順で穏やかで人の気持ちに近づこうとする。
月に1度は必ずといっていいほどリベルタスに会いに行くのですが、彼と触れ合っていると本当に心優しくて人が大好きな馬なんだなぁというのを感じますね。
ただ牧場一の食いしん坊らしく、ニンジンがあるとわかると否や目の色が変わるんだけど(笑)
そこがまたカワイイんだよな~!
柵の近くまで行くと必ず挨拶をしに寄ってきてくれますよ。
いつもリベくん~♪リベ~♪なんて呼びながらニンジンをあげています。
もちろんニンジンをあげる許可は頂いております。
たとえ馬に触れるのが怖いなんて人でもリベくんならきっとそんな心を溶かしてくれるはず!
車がなくても都内から電車&バスで行ける距離なので、小旅行気分で是非会いに行ってみてください!
↓緑の馬牧場HP
http://www.umaboku.com/
天気がよければリベルタス以外にも4~5頭のサラブレッドやポニーたちが放牧されているので、たくさんお馬さんと触れ合えちゃいます。
(※予約制になったみたいなので事前に連絡をしてから訪問してください。)
私もいつも1時間以上はたっぷり触れ合って馬臭くなってから帰ります。
だってみんなカワイイんだものー!
私の牧場めぐりはまだまだ始まったばかりなのだッ!
ってことでまだまだ名馬訪問の旅は続く…
★その他元競走馬訪問記録はこちら↓
https://umabukuro.com/motokyosoba/
あの名馬は今~2019年マイネルブラウの現在~
福島馬旅2019の合間に、この夏会ってきたお馬さんの現在を綴っておきます!
この日やって来たのは静岡県にあるとある乗馬クラブさん。
ちょうど名馬の訃報が続いている頃で、確実な情報もないまま訪ねたのですが…
あっどうも…
ん????
いたーーーー!!!!マイネルブラウだー!!!!
河内の夢でお馴染みアグネスフライト共に2000年度ダービーを走りぬいた彼は、その後も地道に頑張り続け2003年の小倉大賞典では11番人気ながら悲願の重賞タイトルを手に入れました。
ダービー以降G1には届かなかったものの、G3では堅実な走りを見せていましたね。
現在22歳になったマイネルブラウ。
毛艶も良く年齢を感じさせない元気そうな姿を見せてくれました!
いつまでも元気でいてねー!!!
★引退名馬・元競走馬めぐりをしています!↓
あの名馬は今~2018年プラテアードの現在(+キングアーサー&リジェネレーション)~
競走馬が現役を引退したら。
種牡馬?繁殖牝馬?乗馬?セラピーホース?
昔よりも選択肢が増えている現在、忘れてはいけないお仕事があります。
それは…誘導馬!
これからレースに臨む現役のお馬さんたちを誘導したりお客さんと触れ合ったりする立派なお仕事ですね。
あの元祖金ピカイケメンホース・トウショウファルコなんかは誘導馬になってからも大人気でファンレターがたくさん届いていたそうですし、的場文男騎手の代表馬の一頭・ボンネビルレコードもよく大井でお目にかかれます。
あの名馬は今~2018年パドルウィール&ワールドマッチの現在~
昨年訪れた甲賀乗馬クラブさんで第二の馬生へ向けてトレーニング中のファタモルガーナの現在をご紹介しましたが、こちらの乗馬クラブさんにはまだまだこの数年内に現役だったような記憶に新しいお馬さんたちがいました!
そのうちの1頭がこちらの芦毛ちゃん!
金鯱賞を連覇したあのヤマカツエースの2着と大健闘したこともあるパドルウィールです!(2着に来たのは1度目の優勝時ですね)
何を隠そう私は松山騎手のファンなので(笑)、彼の騎乗馬は重賞だと大体押さえてたりするのですが…パドルウィールもその1頭でした。
一時松山騎手が主戦のようだった時期は毎回のように買ってましたね!
…まぁ、馬券の結果は皆さんの知るところではありますが(苦笑)
パドルウィールくんは2018年の10月まで現役だったと今知ってビックリ!
だって私が会ったときは引退してまだ間もない11月の初旬だったんだものー(驚)!!!!
本当に来たばかりの頃の彼に会えるとはこれまた貴重な経験をさせて頂きました。
2019年・ウインクリューガーとアヴニールマルシェの現在
南相馬の旅でいろんなお馬さんに会ってきたわけですが、今回はその中でも実績上位のこの馬・・・
ウインクリューガーに会ってきた時の様子を書いてみたいと思います。
ウインクリューガーは2003年のアーリントンカップとNHKマイルカップの勝ち馬。NHKマイルカップは9番人気と低評価でしたが武幸四郎ジョッキーを背に人気を覆す勝利でした。
その後は勝ち鞍に恵まれませんでしたが障害に転向し1勝。
引退後は種牡馬として生活していましたが、2015年の日高町スタリオンの閉鎖にともなって南相馬にやってきたようです。
現在は南相馬市の西町ホースパークさんで相馬野馬追に参加してその余生を過ごしています。
こちらがウインクリューガーのプレート。
下のプレートはとある方から贈呈されたものだそうです。
はじめは厩舎に入っていたウインクリューガーでしたが、
お手入れをするということで洗い場に出してもらっていました。
なにやらご機嫌そうなウインクリューガーです。
遠くを見つめるウインクリューガー。
毛ヅヤもとってもきれいでとても健康そうです。
馬体のお手入れが終わったら放牧場へ。
草を食べるんじゃなくて落ち葉を食べていました。茶色いカラカラに乾燥した落ち葉じゃなくて黄色い水分の残っている落ち葉を好んで食べるようです。
駆け足のようなしぐさもみせてとても元気そうで何よりです。
放牧場で悠々自適な時間を過ごしていました。
横目でこっちを見るウインクリューガー。
アヴニールマルシェもいるよ!
洗い場でウインクリューガーの隣に繋がれていて気になったこちらのお馬さん。
オーナーさんに聞いてみると「マイルで頑張った馬だったんだよー」とのこと。
アヴニールマルシェという名前を聞いて調べてみると・・・
重賞勝ちこそ無いものの、なんと新潟2歳S2着、東京スポーツ杯2歳S2着、NHKマイルカップ4着という実績馬ではありませんか!
NHKマイルカップ4着はこの間会ったクラリティスカイが勝ったときのレースでなんだか縁を感じてしまいました。
2018年の障害3歳以上OPを最後に引退し南相馬にやってきていたようです。
引退してそれほど時間が経っていませんが、近づいても噛み付いたりするようなこともなく、性格が穏やかそうです。
アヴニールマルシェも体を洗ってもらってピカピカに。
前カキして催促する様子も見られました。
こちらもとっても元気そうです!
実は以前に南相馬に来たときに近くまで来たはいいものの会うことができなかったのでその点でもウインクリューガーに会えたのは嬉しかったですがG1で好走したアヴニールマルシェにも会えて2度嬉しい訪問となりました!
2頭ともどうぞお元気で!
見学の際は引退名馬のページを参考にどうぞ。
★引退名馬・元競走馬めぐりをしています!↓
あの名馬は今~トップガンジョー・スーパーナカヤマ・メジロランバートの現在~十和田馬術協会にて
今回はいっぺんに3頭もの元競走馬に会える場所へ行ってきました。
行ってきたのはスーパーナカヤマ、トップガンジョー、そしてメジロランバートのいる十和田馬術協会です。
事前に引退名馬のページを見て見学の申し込みをしてOKをもらえたので、事務所らしき場所へ行ってみると馬術協会の方が厩舎まで案内してくださいました。
ワクワクしながら厩舎をのぞいてみると・・・こいつが「メジロランバート」だよと。
「やった!メジロランバートもいるの?」
あの名馬は今~2017年のシンゲン~
シゲルモトナリ、メイショウモトナリ、メイショウムネノリ、武将の名前が由来の競走馬は何頭もいますが…
https://www.youtube.com/watch?v=-xvm_MxuIxs
やはり思い出すのはシンゲンでしょう!
2010年オールカマー勝ちの実績に加えて2010~2011年にはG1に4度の出走経験を持つシンゲン。
8年以上に及ぶ長い現役生活を終えた彼は4年前に引退して茨城県で暮らしていました。
(ちなみに今年ではなく昨年見学に行った際の記事になります!)
やって来たのは茨城県稲敷市。
予約した見学時間までまだ時間があったので美浦トレセンの外側をちょっと見学してみたりもして競馬関係者気分を味わいます(おい)!
そしてやって来たのがムラセファームさんです。
到着すると早速若いスタッフの方が案内してくれました。
おっ!いたいた!!!
シンゲンだー!!!!!!!
ちなみに1枚目の奥に見えるお馬さんは2006年新潟2歳S勝ちのゴールドアグリです。
つい先日の訃報には驚きました。
少なくとも昨年訪ねたときには具合の悪そうにしているところはなかったから…。
まだ14歳だったそうですね、合掌。
あの世でも元気に走り回っていてくれるといいな。
グラスワールドの件もありましたが本当に馬も人間も同じ生き物、どこでどうなるかわからないという点では一緒なんですよね。
自分も馬も元気なうちに、会えるうちに会っておかないとという思いが益々強くなります。
そんなゴールドアグリとシンゲンは1歳違いでシンゲンが先輩です。
元気さではシンゲンが圧倒的に上回っていました。
さながら現役の競争馬のような歩様でキビキビと歩いていましたからね~。
ちょっと怖さを感じたほど(笑)
有難いことにスタッフの方がニンジンをあげる機会を与えて下さったのであげてみます!
はい、これベストショットです。
ものすごいドヤ顔!かわいい!!!!
今まで何枚も馬の画像をスマホから撮って来ましたが、未だにこれを上回る画像が撮れたことはございません(笑)
何とシンゲンを育てた戸田調教師&奥様もシンゲンがお気に入りのようで、ちょいちょい様子を見に来られているそうですよ!
シンちゃんと呼ばれて可愛がられているようです♪
こんな動画も発見しました!
https://www.youtube.com/watch?v=4B-KeHLYqSw
シンちゃんがいるよー!!!!
今年もシンゲンは元気そうで何よりです!
ちなみにこちらは現役の競争馬の調教等も行われているらしく、見学も大分エリアは限られていました。
東京からも比較的近いエリアなので是非会いに行ってみて下さい!
!見学の際はこちらをご参考くださいね!↓
https://www.meiba.jp/horses/view/2003102599
★その他元競走馬訪問記録はこちら↓
https://umabukuro.com/motokyosoba/
あの名馬は今~2019年エイシンプレストンの現在~
いよいよ本日に迫った香港国際競争シリーズ!
昨年のウインブライトが記憶に新しいですが(今日もがんばれ!)、やはり彼のお父さんであるステイゴールドを思い出す人も多いでしょう。
既に大種牡馬になりそうな予感がする世界のロードカナロアによる連覇もまだつい最近のことのように思えます。
そして忘れてはいけないのがこの馬です。
https://www.youtube.com/watch?v=qTUNOU8t78U
世界のロードカナロアあれば世界の福永あり。
香港G1・2勝という偉大な記録を持つエイシンプレストン!
日本でも朝日杯を勝っているので国内海外合わせてG1・3勝、重賞8勝という名馬です。
ちなみにNZ4歳Sを勝ったのときの2着馬がマチカネホクシンでした。
引退レースも香港という香港の似合う馬でしたね。
2003年に現役引退後は種牡馬になりましたが、現在は既に種牡馬も引退し故郷の北海道でのんびりと過ごしていました。
ゴールデンウィークを利用して会いに行った我々。
天気にも恵まれわくわくしながら馬房へご挨拶へ伺うと…
そこにはすっかり食事に夢中でそっぽを向いたプレストンが!
スタッフの方が気を遣って向こう側の扉を閉めて、こちら側に顔を出すようにしてくれました(感謝)!
うおー!!!あのエイシンプレストンだー!!!!
にんじん咥えてるー!かわいいー!!!
食事後に口の周りが汚れてるのもご愛嬌~!!!
スマホにも興味津々!きゃわわ!!
特に威嚇されるようなこともなく撫でさせてもらえたので、けっこう人懐っこそうな印象を受けました。
22歳になったエイシンプレストン、若々しく無邪気な姿を見せてくれました。
まだまだ長生きするんだぞー!!!
↓動画も撮ってみました!↓
★エイシンプレストンの見学については必ずこちらをご覧下さい。
https://www.meiba.jp/horses/view/1997110161
★元競走馬・引退名馬めぐりをしています↓
【追悼】2019年4月シルクジャスティス訪問~エリモダンディーと安らかに~
2019年6月3日。訃報が競馬界を駆け巡りました・・・シルクジャスティス死去。
シルクジャスティスを振り返る
97年のクラシック世代としてサニーブライアンやメジロブライトとともに人気を博した一頭です。
京都4歳特別を制して挑んだダービーでは評論家の井崎脩五郎さんがやたらと押してた気がします。サニーブライアン、メジロブライト、シルクライトニングの影に隠れて人気薄になるからねらい目だと・・・実際は3番人気でしたが。
ダービーで2着したあとのジャスティスは秋緒戦の神戸新聞杯で惨敗するものの2戦目の京都大賞典で古馬相手に勝利。今見るとメンバーはダンスパートナーぐらいでやや手薄ですがそれでも古馬相手に勝ったんだとビックリしたものです。
秋のG1戦線は菊花賞、ジャパンカップと良い脚を使いながら掲示板まで。特にジャパンカップではメンバー最速の上がりをマークするなど、敗れながらも今後を期待する人も多かったんじゃないでしょうか。
迎えた有馬記念は、直線マーベラスサンデーとエアグルーヴを捉えて見事初G1制覇を達成。3歳(旧4歳)での初G1制覇が有馬記念となりました。昨年(2018年)の有馬記念でブラストワンピースが3歳馬ながら有馬記念を制した際にしくジャスティスのことを思い出した人もけっこういたと思います。
シルクジャスティスとエリモダンディー
明けて古馬となったシルクジャスティスですが阪神大賞典はメジロブライトの2着と健闘したものの天皇賞春は4着、宝塚記念は6着と精細を欠きます。
有名な話ですがこの年の2月に同じ厩舎のエリモダンディーが亡くなっていて、このことが影響しているとするファンも多いんですよね。
馬体が小さくて他の馬にいじめられていたエリモダンディーのことをシルクジャスティスが守ってやっていて、ダンディーはジャスティスのことを兄貴分みたいに慕っていたと・・・
ダンディーも京阪杯や日経新春杯を制するほどの実力があり、ジャスティスの併せ馬のパートナーとしてジャスティスの活躍に一役買っていました。調教を嫌がるジャスティスもダンディーと併せ馬をする時は真剣に走っていたとか。
それがダンディーは骨折がきっかけで腸捻転を発症し亡くなってしまった・・・ジャスティスが勝てなくなったことと全く関係無い訳では無いでしょう。
引退後のジャスティス
その後は1度も勝てず、2000年の金鯱賞を最後に引退。
種牡馬入りした後はそれほど活躍馬を出せず・・・種牡馬引退後の2010年にバシケーンが中山大障害を制してG1ウイナーとなっています。
バシケーンは福島に居て会いに行ったこともあるので興味があったらご覧ください。
在りし日のシルクジャスティス
実はシルクジャスティスが亡くなる少し前に会いに行っていました。
このときは、これが最後になるなんて思ってもみなかったのですが・・・
一心不乱に草をはむシルクジャスティス。
声をかけてもずーっと草を食べ続けていました。
ズームにして撮影。相変わらず食事に夢中・・・
少し近くに来てくれたジャスティス。でもこちらに興味があるわけじゃなくて草を食べる場所を移動しただけ。
すごい食欲で草を食べ続けてたから、こんなことになるなんて思わなかったんですよね・・・
どうぞ安らかに。あちらでエリモダンディーと仲良くやってください・・・
同期のセイリューオーにも会いに行きました。
引退名馬に掲載された畠山牧場の畠山史人氏からコメント
★元競走馬・引退名馬めぐりをしています↓