あの名馬は今~2017年のシンゲン~
シゲルモトナリ、メイショウモトナリ、メイショウムネノリ、武将の名前が由来の競走馬は何頭もいますが…
https://www.youtube.com/watch?v=-xvm_MxuIxs
やはり思い出すのはシンゲンでしょう!
2010年オールカマー勝ちの実績に加えて2010~2011年にはG1に4度の出走経験を持つシンゲン。
8年以上に及ぶ長い現役生活を終えた彼は4年前に引退して茨城県で暮らしていました。
(ちなみに今年ではなく昨年見学に行った際の記事になります!)
やって来たのは茨城県稲敷市。
予約した見学時間までまだ時間があったので美浦トレセンの外側をちょっと見学してみたりもして競馬関係者気分を味わいます(おい)!
そしてやって来たのがムラセファームさんです。
到着すると早速若いスタッフの方が案内してくれました。
おっ!いたいた!!!
シンゲンだー!!!!!!!
ちなみに1枚目の奥に見えるお馬さんは2006年新潟2歳S勝ちのゴールドアグリです。
つい先日の訃報には驚きました。
少なくとも昨年訪ねたときには具合の悪そうにしているところはなかったから…。
まだ14歳だったそうですね、合掌。
あの世でも元気に走り回っていてくれるといいな。
グラスワールドの件もありましたが本当に馬も人間も同じ生き物、どこでどうなるかわからないという点では一緒なんですよね。
自分も馬も元気なうちに、会えるうちに会っておかないとという思いが益々強くなります。
そんなゴールドアグリとシンゲンは1歳違いでシンゲンが先輩です。
元気さではシンゲンが圧倒的に上回っていました。
さながら現役の競争馬のような歩様でキビキビと歩いていましたからね~。
ちょっと怖さを感じたほど(笑)
有難いことにスタッフの方がニンジンをあげる機会を与えて下さったのであげてみます!
はい、これベストショットです。
ものすごいドヤ顔!かわいい!!!!
今まで何枚も馬の画像をスマホから撮って来ましたが、未だにこれを上回る画像が撮れたことはございません(笑)
何とシンゲンを育てた戸田調教師&奥様もシンゲンがお気に入りのようで、ちょいちょい様子を見に来られているそうですよ!
シンちゃんと呼ばれて可愛がられているようです♪
こんな動画も発見しました!
https://www.youtube.com/watch?v=4B-KeHLYqSw
シンちゃんがいるよー!!!!
今年もシンゲンは元気そうで何よりです!
ちなみにこちらは現役の競争馬の調教等も行われているらしく、見学も大分エリアは限られていました。
東京からも比較的近いエリアなので是非会いに行ってみて下さい!
!見学の際はこちらをご参考くださいね!↓
https://www.meiba.jp/horses/view/2003102599
★その他元競走馬訪問記録はこちら↓
https://umabukuro.com/motokyosoba/
あの名馬は今~リベルタス~ 【成田市・緑の馬牧場】
競馬歴そろそろ10年を迎えようかという頃、私はいつしかこんなことを思うようになっていました。
馬を触りたい!
馬と戯れたい!
馬にニンジンをあげたい!
馬を抱きしめたい!
とにかく私は!!!
馬と触れ合いたいのダァァァァ!!!!
それも現役時代を知っている名馬なら尚更ダァァァ!!!!
実は北海道出身のこの私、あちらに住んでいた頃は何時間か車を走らせれば緑一面の牧場の中に馬を見ることが出来ました。
車なんて走らせなくとも幼少期に住んでいた某道東では近所に小さな牧場があって(普通の住宅街なのに)、今思い返せばそこにいたのは紛れもなくサラブレッドだったのです。
"ぬーぼー(ぬーっとやって来てぼーっとしてるから…マー○ーのあのお菓子のCMを思い出した人は年齢バレるぞ)"という名前をつけて、その辺の草を食べさせたり撫でたりして可愛がっていたことを思い出すようになっていました。
それが上京してからというもの、馬どころかあの馬糞や牧草の匂いを感じる機会なんてすっかりなくなってしまって。
最後に馬と触れ合ったのはいつだったっけ?
修学旅行で行ったニュージランドで乗馬をしたのはかれこれ10年以上も前のこと。
まさかそれが最後?
ってことは私あれ以来馬に触ってないの?
え?マジで?
なんて思えば思うほど馬と触れ合いたい欲求に歯止めが利かなくなってしまったので、都内に住んでいても手っ取り早く馬に触れあえる場所を探して行き着いたのが代々木ポニー公園。
確かにそこには何頭かお馬さんはいました。
かわいらしいサイズのポニーから少し大きめのポニーまで。
ブラッシングもさせてもらって兎に角みんなかわいかった。
確かにかわいかったよ。
でもさぁ…何か違うんだよ…!
私の求めてる馬感はコレジャナイ感ってやつ。
幼少期に触れ合ったぬーぼーの大きさとぬくもりを私は忘れちゃいなかったね。
やっぱりオラサラブレッドに会いてぇ!
あの頃の名馬に会いに行きてぇ!!!
ってことで遅まきながらも養老牧場めぐりを始めることにしたのです。
よっしゃ!養老牧場巡りをしよう!…とはいってもその知識が皆無に等しかった私。
まずは都内からでも気軽に行ける馬(≒サラブレッド)のいる牧場はないかなと血眼で探して幾つかピックアップしたところ、どうやら千葉~茨城方面に集中している模様。
そこで向かったのが千葉県成田市にある緑の馬牧場さんでした。
何を隠そうこちらの牧場にはあのディープインパクト様の血を引く名馬がいるのだから…。
電車とコミュニティバスを乗り継ぐこと片道約2時間以上。
とうとうやってきました!!!
牧場ダァァァァ!!!
あ、もちろん見学許可は頂いておりますよ。
広いぜっ!!!さすが千葉県だ!!都会から田舎まで隙がないぜ!!!ちょっと行けばこんないなk緑が待っててくれるんだからな!
牧場長さんにご挨拶をしてから放牧中のお馬さんたちに会いに向かいます。
その中の一頭がお目当ての彼でした。
あのディープインパクトの初年度産駒、リベルタス!
偉大な父同様若駒Sを1番人気を背負って勝ち、クラシック戦線では期待の星だったものの、そこから苦戦の日々が続いたのは皆さんご存知のとおり…。
それでも8歳まで現役競走馬生活を続けたリベくん。
2年振りにOPを勝ったり最後の最後まで頑張っていたんだね!
今は広々としたこの緑豊かな牧場で穏やかに過ごしています。
天気もよくてポカポカ陽気の下ゴロ~ンと砂浴び中。
ゴロゴロ~。
そんなリベルタス、すごいというかエラいところがあるんですよ。
それは決して人を噛まないこと!
牧場めぐりを始めてまだ1年ちょっととはいえ、それなりにお馬さんと触れ合ってきたのですが、2~3頭に1頭は必ずと言っていいほど噛もうとしたり実際噛んだりしてくるんです。
耳をピーンと立てて威嚇してきたりね。
この牧場にいるポニーのブッチーやジーン(競走馬名:マキバジーン)なんかはまず噛もうとしてきます(笑)
ブッチーなんて牧場長さんから怪獣と呼ばれてるくらいですからね!
相方も油断した隙に手を噛まれてしっかり歯型のお土産をもらっていました(笑)
そんな中、リベルタスは決してそんな素振りを見せません。
噛もうとしてきたことなんて一度もありません。
少なくとも私は断言出来ます。
頭を擦り付けてきたり撫でられているときはじーっとしています。
兎に角おとなしくて優しい馬なんだと思います。
TCCのリベルタスのページでは調教師さんのこんな興味深いコメントがありました。
新馬の頃から叱ったことがない。
従順で穏やかで人の気持ちに近づこうとする。
月に1度は必ずといっていいほどリベルタスに会いに行くのですが、彼と触れ合っていると本当に心優しくて人が大好きな馬なんだなぁというのを感じますね。
ただ牧場一の食いしん坊らしく、ニンジンがあるとわかると否や目の色が変わるんだけど(笑)
そこがまたカワイイんだよな~!
柵の近くまで行くと必ず挨拶をしに寄ってきてくれますよ。
いつもリベくん~♪リベ~♪なんて呼びながらニンジンをあげています。
もちろんニンジンをあげる許可は頂いております。
たとえ馬に触れるのが怖いなんて人でもリベくんならきっとそんな心を溶かしてくれるはず!
車がなくても都内から電車&バスで行ける距離なので、小旅行気分で是非会いに行ってみてください!
↓緑の馬牧場HP
http://www.umaboku.com/
天気がよければリベルタス以外にも4~5頭のサラブレッドやポニーたちが放牧されているので、たくさんお馬さんと触れ合えちゃいます。
(※予約制になったみたいなので事前に連絡をしてから訪問してください。)
私もいつも1時間以上はたっぷり触れ合って馬臭くなってから帰ります。
だってみんなカワイイんだものー!
私の牧場めぐりはまだまだ始まったばかりなのだッ!
ってことでまだまだ名馬訪問の旅は続く…
★その他元競走馬訪問記録はこちら↓
https://umabukuro.com/motokyosoba/
あの名馬は今~2019年ウイニングチケットの現在~うらかわ優駿ビレッジAERUにて見学
平成5年の牡馬クラシック戦線三強の一角を担い、名手柴田政人にダービーを取らせるために生まれてきた馬とも言われたウイニングチケット
見事ダービーを制覇し柴田政人ジョッキーにダービージョッキーの栄冠をプレゼントしたわけですが、ダービー後は京都新聞杯で勝利を収め、、ジャパンカップ3着など見せ場はあったもののG1は勝てず5歳(現4歳)の天皇賞秋で屈腱炎を発症して引退。
私はウイニングチケットの現役時代はリアルタイムでは見ていないのですが、産駒のベルグチケットの活躍(フェアリーS勝ち・桜花賞出走)が印象に残っています。
そんなウイニングチケットが種牡馬引退後の現在、うらかわ優駿ビレッジAERUにて繋養されているということで会いに行ってきました!
うらかわ優駿ビレッジAERU
うらかわ優駿ビレッジAERUは宿泊施設や入浴施設も備えた大規模な施設。
ウイニングチケットが放牧されているエリアはメインの建物から離れたところにあるので少し迷ってしまいました。
メインの建物、ウェルカムセンターの手前で左に曲がって、センター厩舎という建物を目指します。
場内の施設については公式サイトの施設案内をご覧ください。
近くに車を停めて、やってきました乗馬ゾーン。
事務所では乗馬の受付もやっています。
にんじんも販売されていて、馬にあげることができます。
にんじん購入ついでにスタッフの方にウイニングチケットのことを聞いてみると、放牧されている場所を教えてくれました。
教えてもらった場所へ行ってみると
JRA功労馬の看板が!!
ウイニングチケット以外にタイムパラドックスやスズカフェニックスも放牧されているみたいです。
放牧地を奥へ進んでいくと・・・
いましたー!!ウイニングチケットです!!
けっこう歳なはずなんだけど毛ヅヤはピカピカ。
こちらがにんじんを持っていることに気づくと近寄ってきました。
にんじんをおねだりするウイニングチケット。
にんじんをあげるとしばらく近くに居てくれたチケットですが・・・
もうにんじんがもらえないことが分かると近くの草を食べ始めました。
ずっと草を食べてて食欲旺盛な様子。
しばらくすると離れていってしまいましたが、とても元気そうで何よりです。
近くで触れ合いたいならにんじんがあったほうが良さそうですね。
動画も撮ってみました↓
https://youtu.be/gSgGotu6MSg
厩舎内も立ち入り可能なのでウイニングチケットの馬房へ行ってみました。
多数のお守りが掛けられています。やっぱりダービー馬。ファンの方がたくさん訪れているようです。
三強のビワハヤヒデ、ナリタタイシンとともに長生きしてもらいたいものです。
見学の際は引退名馬のページを参考にどうぞ。
★引退名馬・元競走馬めぐりをしています!↓
福島行くならやっぱり馬でしょ!の旅④~ユビキタス&エンゲルグレーセ&トーセンダンディ~見学
長々と綴って参りましたがこれがラストだよ!福島馬旅の記録。
最後にご紹介するのは南相馬市ふれあい牧場で暮らしているあの重賞馬たち。
これまで紹介してきたお馬さんは芝で好走した馬が多かったのですが…ここにはダート重賞で活躍したお馬さんが2頭も暮らしているんですよ!
そのうちの1頭がこのでっかいお馬さん(画像じゃ伝わらないけど)。
ユビキタスだー!!!!!!
【追記】2018年11月27日のソノサキでユビキタスが元競走馬のその後を追うために取り上げられたようですね!
2008年ユニコーンSのあの勝ちっぷりは忘れられませんよね。
https://www.youtube.com/watch?v=PnYYwF06Ljw
牧場内では"ユビ"と呼ばれて可愛がられていました♪
第一印象はとにかくデカイ!
おそらく現時点でも今まで会って来た中では一番大きいお馬さんと思われます。
馬体はでっかいけれど大人しくて温厚そうな性格が滲み出ていました!
しかもお顔もめちゃくちゃ可愛いんですよねこれが!お目目パッチリ!!!!
その近くにいたのが流星がとても印象的だったこのお馬さん。
もうホントブレブレの画像しかなかったのでスイマセン…。
2004年オールカマーの勝ち馬、トーセンダンディです。
https://www.youtube.com/watch?v=yi29XB6P0rM
2003年から2年連続秋天に出走、2004年のジャパンCにも出走してあのゼンノロブロイと戦った経験もあります。
オーストラリアにも遠征して吉田稔騎手を鞍上に2着に来たレースもありましたね~。
現在はこの地でのんびりと暮らしているようです。
この見た目もあってか乗馬では子供たちにも大人気とのこと。
そしてその隣にいたのがこれまたダート重賞で活躍したお馬さん。
2001年エルムSの勝ち馬エンゲルグレーセ!!!!
この子はあまり触らせてもらえなかった記憶が…?
一応はこういう画像も撮れているということは気性が荒いとかではなかったと思います。
あまりそういう気分ではなかっただけなのかな~(笑)?
名前は忘れてしまいましたが(おい)とっても綺麗な尾花栗毛のお馬さんもいましたよ!
確かまだ当時5歳とかそのくらいの若いお馬さんだったと思います。
こちらで暮らしているお馬さんは野馬追だけに限らず草競馬にも参加しているようです。
そうそう、この日は生憎の雨の中お邪魔してしまったのですが、オーナーさんがとても親切な方でユビキタスの使っていた蹄鉄をプレゼントしてくれました(涙)
それをこんな感じで加工して家に飾らせて頂いております!
蹄鉄は幸運を呼んでくれるといいますから…ユビキタスの使っていた蹄鉄ならばきっと…!!!
南相馬にお越しの際は是非こちらの牧場にも訪れてくださいね!
【!見学の際はこちらのページをお読み下さい⇒
https://www.meiba.jp/horses/view/2005104631】
ってことで福島馬旅の記録はこれにて終了でございます!
北海道ほどではないとはいえ福島でも元競争馬・引退名馬が数多く暮らしているので、競馬ファンならきっと楽しめるはずです。
これだけ回ってもまだ行くことが出来なかったところもありますし、今年から福島に来た子もチラホラいるみたいですからね。
また近いうちに福島へ遊びに行く予定です。
福島行くならやっぱり馬でしょ!!!!!
あの名馬は今~2019年アラタマインディの現在~愛知牧場にて
このたびやってきましたのは愛知牧場。その名のとおり愛知県にある牧場です。
目的はというと・・・2002年の小倉記念の勝ち馬アラタマインディ君に会うためです。
ネット競馬で戦績を振り返ってみると、1999年にデビューしたアラタマインディ君は芯場線を勝ち上がるもののなかなか条件戦を脱出できず、重賞挑戦は2002年の小倉記念。
格上挑戦で挑んだこのレースを制して重賞ウイナーの仲間入りをしたあとは勝つことができませでしたがG2、G3戦線で活躍。朝日チャレンジカップの2着もあります。
そんなアラタマインディ君がいるということで愛知牧場へ行ってみることにしたわけです。
レジャー施設愛知牧場
福島行くならやっぱり馬でしょ!の旅①~メジロマイヤー&グラスワールド&マイネルアムンゼン~見学
福島県南相馬市。
未だに震災の傷跡が方々で垣間見られる街です。
そんな街でのんびりと余生を過ごす名馬たちに会うべく福島県名馬巡りの旅を昨年してきたので、その記録を綴っていこうと思います!
福島にはあの頃の名馬がたくさん暮らしているので競馬ファンなら間違いなく楽しめるはずです!
まずやって来たのは同市にある仲山トレーニングセンター。
個人で運営されている乗馬クラブなのですが、何とここには重賞ウィナーが3頭も暮らしているんです!
レースを観ていて嬉しい瞬間や感動する瞬間は色々ありますが、中々勝てなかった馬が久々に1着でゴールインした瞬間というのも感動してしまうものです。
特に長いこと応援してきた馬であれば尚更ですよね!
というわけでまずは当時の重賞最長間隔勝利記録を持つこちらの馬をご紹介。
先日のツルマルボーイの記事でチラッとご紹介したとおり、2004年安田記念でハイペースで大逃げを打ったのがこのメジロマイヤー。
川田騎手と共に小倉大賞典を勝つまでは実に4年の歳月が流れていました。
息の長い活躍を見せてくれたマイヤーも訪ねたときにはもう18歳。
大分落ち着いているのかなと思いきや兎に角元気&やんちゃでビックリしてしまいました(笑)
他の馬のところに行こうとすると網に顔をこすり付けてギコギコと音を立ててかまってアピールをし、いざかまってやろうとすると鼻の周辺以外は嫌がる。
で、また他の馬のところに行こうとするとryっていうのを繰り返して遊んでいました(笑)
かわいかったなー。
でもこちらのクラブのオーナーさん曰く馬追ではとてもじゃないけど人を乗せられないほど危ない馬なんだそうで…正直その話を聞いて驚いてしまいました。
だって、このクラブには指一本も触れられないほど機嫌の悪いお馬さんがいたんですから。
2002年ダービー卿CTの勝ち馬、グラスワールド!
お腹が空いていたのか?飼い葉桶を揺らして常に首を振りまくっている状態。
撫でようと近づこうもんなら威嚇!
ってことで触れ合うことが出来なかったのが残念。
しかしオーナーさん曰くグラスワールドが一番乗りやすい馬とのこと!
いやーわからないものですね…何せ乗馬なんて全くのド素人なもので…。
そんな彼ですが、今調べたところ昨年虹の橋を渡っていたことを知りました。
私たちが訪ねたのが昨年2017年の9月末、訃報があったのはそこからすぐの11月だったようですね。
再会を楽しみにしていたのですが叶わずとても悲しいです…。
グラスワールド、どうか安らかに。
こちらにいる重賞ウィナー最後の1頭はこちらの名馬です。
エプソムC連覇という輝かしい経歴を持つマイネルアムンゼン!
この子はグラスワールドとは違い機嫌が悪そうにしているところはなかったのですが(笑)、常に横揺れをしている状態。
それも舌をペロペロさせながらね(笑)
ぺろ~ん!
何ともマヌケで可愛かったです!
グラスワールドの訃報は残念でしたが、3頭とも昨年会ったときには元気そうに暮らしていましたよ。
オーナーさんがとても親切な方で気付けばかなり長居をさせて頂きました。
名馬と触れ合わせて頂き本当にありがとうございました <(_ _)>
あの頃の名馬を巡る福島旅行はまだまだ続きます!
【!見学についてはこちらのページをご参考ください⇒https://uma-furusato.com/i_search/detail_farm/_id_1497】
続き↓
あの名馬は今~2019年サクラローレルの現在~新和牧場にて見学
ナリタブライアン、マヤノトップガン、マーベラスサンデー…同時期に存在した名馬と数々の名勝負を繰り広げてきた名馬。
中山記念勝利からの天皇賞でナリタブライアンを破っての優勝。境勝太郎調教師の引退を飾る有馬記念の勝利。海外遠征をしフォワ賞で一番人気に推されるも無念の故障・・・など思い起こせばいろんなことがありましたね。
サクラローレルがターフを去って早20年以上が経ちました。
リアルタイムで観ていたファンじゃなくとも知っている、これからも馬名が語り継がれるであろう名馬の1頭。
そんなローレルにこの10連休を利用してはるばる北海道は日高郡まで会いに行ってきましたよ!
昨年から今年にかけて名馬の訃報が続いている中、御歳28歳になったサクラローレルは生まれ故郷の北海道で穏やかに過ごしていました。
新和牧場の事務所で説明を受け(事前連絡が必要だよ)
こんな紙をもらいました。
これを見ればローレルのいる場所が一目瞭然!
サクラローレルを見にレッツゴー!!
注:あとでよく確認してみたらサクラゴスペルのところにメガワンダーがいたり、メガワンダーのところにボールドがいたり、プレジデントのところにオリオンがいたりと配置がかなり違ったし、誰も放牧されていないところもありました。事前に馬の特徴をよく把握して行く事をおすすめします。
嗚呼!あのサクラローレルをこんなに間近で見られるなんて…(感動)!!!
今までたくさんの名馬に会って来ましたが、ローレルがダントツで一番会えて嬉しかったお馬さんです。
最初こうやって挨拶しに来てくれた後はこちらに目もくれず黙々と草を食べ続けていました(笑)
もう30歳近いおじいちゃんです。
貧相な馬体になってしまったのは否めません。
それでも馬房に戻ってからも牧草をずっと食べていたし、キビキビ歩けていたので元気で過ごしているのだと思います!
動画も撮ってみました。
https://youtu.be/b6i3KWdDzbI
孫であるケイティブレイブが今ダート路線で頑張っていますね。
アローハマキヨのように長生きしてくれるといいな。
また会いに行くからね!
!見学の際は引退名馬のページをご参考ください!
https://www.meiba.jp/horses/view/1991103498
★引退名馬・元競走馬めぐりをしています♪↓
あの名馬は今~マヤノトップガンの2019年現在~優駿メモリアルパークにて
97年の天皇賞春、外から鮮烈な末足でサクラローレル、マーベラスサンデー以下を撫で切ったあの馬。
覚えている人も多いでしょう。マヤノトップガン。
3分14秒4というタイムに驚愕したのを覚えています。
それまではG1馬ながらも人気を裏切ったりムラの多い走りでしたが、後方待機策でさらに覚醒したといった感じでした。
その後さらなる飛躍が期待されたマヤノトップガンえしたが、調教中に屈腱炎を発症したために引退となりました。
種牡馬としては大活躍した産駒はいないもののコンスタントに活躍馬を出し、チャクラが後継種牡馬に!
そんなトップガンが種牡馬引退後、優駿メモリアルパークで余生を送っていると知って見学に行ってきました!
優駿メモリアルパークの入口付近。オグリキャップの像がお出迎えしてくれます。
奥へ進むと優駿記念館が見えてきます。
中ではオグリキャップの記念グッズなどが販売されていますが、マヤノトップガンに会いに来たので中には入らず周囲を見渡してみると・・・
トップガンキター!!
記念館向かって右側の放牧地にマヤノトップガンがいました!!
体調や天候によって放牧されないこともあるとのことでしたので会えるかどうか心配でしたが、この日は天気も良くトップガンが放牧されていました。
でもトップガンは草を食べるのが忙しいようで、こっちには見向きもしません。
けっこう人の往来があるから、少々人が通っても気にならなくなったんでしょうね。
尻尾をぶんぶん振りながら草を食むマヤノトップガン。
とってものんびりした雰囲気ですが、ものすごい勢いで草を食べてます。
こちら側に少し顔を向けてくれました。相変わらず草を食べ続けてますが・・・
タイトルを争ったサクラローレルともども長生きしてもらいたいものです。
★元競走馬・引退名馬めぐりをしています!
優駿メモリアルパーク・優駿記念館
住所:新冠町朝日276-3
優駿メモリアルパーク内の優駿記念館は3月末ぐらいから11月頭ぐらいまで開館しているようで、その期間はマヤノトップガンの見学も可能なようです。
正確な期間については競走馬のふるさと案内所でご確認を。
直接訪問可能ですがマヤノトップガンは天候や体調によって放牧されていないこともあります。
あと、間違って優駿スタリオンステーションに入ってしまわないようご注意を。
2019年11月5日追記
2019年11月3日に永眠したとのこと。どうぞ安らかに。
【マヤノトップガン天国に旅立つ】3歳にして1995年の有馬記念を制すなど数々のビッグタイトルを獲得競馬BEAT解説者•坂口正大元調教師が管理し、競馬ファンに愛された名馬マヤノトップガンが11月3日(日)老衰のため27歳で天国へと旅立ちましたどうぞ安らかに。ブライアンと会えますように! pic.twitter.com/ATszYSKc4N— カンテレ競馬 (@ktvkeiba) November 5, 2019
国内最高齢の元競走馬~39歳のアローハマキヨ(シャルロット)~
今回は少しいつもとは趣向を変えた名馬紹介です!
先日の記事でオグリワンを紹介したとおり先月は長野県のスエトシ牧場に行って参りました。
お目当ては勿論オグリワン、そして昨年までこちらで過ごしていたらしいシンボリモンソーだったのですが(現在はゴルフ場?に移動したそうです)…
もう一頭気になっていたお馬さんがいたのです。
それがこのアローハマキヨ・通称シャルロットくんでした。
シャルロットはWikipediaにも載っているようにあのシンザンの持つ長寿記録を大幅に更新したお馬さんです。
何と2018年10月現在は39歳!
今まで訪れた牧場や乗馬クラブで30歳前後のお馬さんに出会うことは何度かあったのですが、その年齢でも長生きだな~と思っていたのにシャルロットは40歳に迫ろうとしている超ご長寿ホースなのです!
馬房の周りにはご飯の配合や温度管理等管理する際の注意事項がたくさん貼られていました。
高齢馬の管理は予想以上に大変なことと思います。
だからこそこのご長寿記録のすごさがわかりますよね!
シャルロットはこの毛色の感じも相まって神々しさを感じます…!
年齢が年齢なのであまり動くことはなかったですが、元気がなさそうにしているところもなかったかな。
馬房は薄暗く静寂に包まれていて穏やかに時間が流れているようでした。
シャルロットがどうかこのまま元気に過ごせますように。
ご長寿記録を塗り替え続けてほしいですね。
ちなみにツルマルボーイのいる乗馬クラブさんにも牝馬の長寿記録を塗り替え続けているルーキーちゃんがいますよ~!
画像を取り忘れたのが残念…!
出来るだけ多くのお馬さんが天寿を全う出来ますように。
福島行くならやっぱり馬でしょ!の旅②~バシケーン&バアゼルリバー&ミリオンディスク他~見学
さて、前回の福島馬旅記事の続きでございます。
今回の福島引退馬巡り旅行の中でも個人的に一番行きたかったところが相馬中村神社。
相馬といえば相馬野馬追が有名ですよね。
このお祭りに参加するお馬さんたちが何頭もこの神社の厩舎で暮らしているんです!
その中にあのG1ウィナーもいるんですよー!
野馬追出陣式もここで行われているらしく、なるほど確かに神社内はかなり広くて公園も併設されていました。
広い神社の敷地内を厩舎へ向かって歩いていく途中にこんなかわいい&神々しい白猫の兄弟(?)が…!
2匹ともめちゃくちゃ人懐っこくて可愛すぎるッ!!!!
すっかりテンションも上がりつつお馬さんのいる厩舎へ。
お邪魔すると早速そこにいたのが…
障害の名馬2頭が一緒にお出迎えしてくれました(別に出迎えてはいない)!
洗ってもらってキレイな栗毛がピカピカになったバシケーン。
ご存知2010年中山大障害勝利馬です。
さすがG1ウィナーの貫禄。
先日亡くなったシルクジャスティス産駒です。
お父さんの分まで長生きしてほしいですね。
【追記】シルクジャスティスには2019年4月末に会いに行きました。
まさかそこからひと月あまりで亡くなってしまうなんて…。
その隣にいたのが(ちょっと人相悪く映ってしまって申し訳ない)2012年の中山GJ&中山大障害共に2着とこれまた素晴らしい経歴を持つバアゼルリバーです。
いきなりこんな名馬にお目にかかれて小躍りしながら厩舎内を回ります。
…と、そこに前回のグラスワールドのごとく首を一心不乱に振りまくるお馬さんがいるではありませんか。
地方交流重賞で大活躍したミリオンディスクだー!!!
とても頭を撫でられる状態ではなかったので触れ合うことは出来なかったのが残念(汗)
種付け数こそ多くないもの、ミリオンディスクは種牡馬入りもしているので産駒をたまに見かけますね。
その近くにいたのが個人的に一番人懐っこいと感じたお馬さんでした。
どう?中々イケメンに映ってるでしょ?
こんな可愛らしい表情も出来るよ!
彼の名前はエアカーネリアン。
中央⇒地方移籍と6年間の長い現役生活を走り抜いたスペシャルウィーク産駒です。
流星の感じがちょっとお父さんに似ているような?
とにかく人懐っこくて可愛かったのでいっぱい触れ合ってきました!
そして今回ご紹介する最後の1頭はこちらのお馬さん。
2013年ラジオNIKKEI賞出走経験もあるミエノワンダーです。
先ほどのエアカーネリアンはスペシャルウィーク産駒、そしてミエノワンダーは皆さんの連想通りグラスワンダー産駒ということでちょっとした因縁がありますね(笑)
画像はこれだけしかまともに映っているのがなかったのですが(汗)、この子も気性が荒いという感じはしませんでした。
記事内で紹介した馬はこれだけですが、他にもたくさんお馬さんがいましたよ~!
神社参拝がてらお馬さんとの触れ合いが楽しめるので超オススメスポットです(厩舎訪問の際はスタッフの方に許可を取ってください)!
ご神馬がいるような神社でも中々これだけの頭数の元競走馬がいるところはないですからね。
競馬ファンなら1度は参拝しておきたい神社の1つだと思います。
福島で引退馬巡りするなら相馬中村神社は外せないぜ!
ってことでまだまだ福島での引退馬巡りは続きます…。